Jabraのスピーカーフォンはどれを選べばよいか − SPEAK 410、510、710、810【MS、UCの違いも】

はじめに

この記事ではオーディオ製品を展開するメーカー「Jabra (ジャブラ)」が発売しているスピーカーフォンの各モデルの機能や特徴を徹底比較します。

2020年は働き方が一変した年で、Web会議が急速に普及しました。

在宅勤務と出社が組み合わされるようになったことで、複数人が集まってWeb会議をすることも多くなっています。

複数人で集まってのWeb会議を円滑にすすめるために必須となっているのが「スピーカーフォン」です。

今回は、「Jabra」のスピーカーフォンの中から「SPEAK 410」「SPEAK 510」「SPEAK 710」「SPEAK 810」の4機種を比較します。

数字の後に付いている「MS」や「UC」などの違いも解説します。

 

Jabraとスピーカーフォンについて

スピーカーフォンを販売するメーカーである『Jabra (ジャブラ)』とはどのような会社であるのか、信頼できるのかを説明します。

また、そもそも『スピーカフォン』とはどんな機能をもっているのか、普通のスピーカーとの違いは何かを前提として解説していきます。

 

Jabraについて

Jabra (ジャブラ) は、一般消費者向け、ビジネス向け、および医療用のオーディオ製品を中心としたグローバルブランドです。

 

Jabraロゴ

 

一般向けにはイヤホンやヘッドホン、補聴器などを展開しています。

音の処理に関しては高い技術力を持っており、ノイズ除去や集音性能などでより直感的な音を聞く(聴く)ことを目指しています。

Jabraは企業向けのソリューションの実績も多数あり、一般向けの製品のレビューも高いため、非常に信頼できるメーカー・ブランドです。

 

スピーカーフォンとは

スピーカーフォンとは、Zoom、Skypeなどを用いたWeb会議で用いられるマイクとスピーカーが一体となったものです。USBやBluetoothなどでPCやスマートフォンに接続して使用することが一般的です。

スピーカーフォンを用いることで、会議室で普通に会話するのと同じ要領でWeb会議を行うことができます。複数人がハンズフリーで話したり、聞いたりできるようになるためには必須のアイテムです。

 

この記事で取り上げるJabraのスピーカーフォン以外にも多数のスピーカーフォンがあります。

おすすめは過去の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。

 

 

>>>【2020年最新】Web会議に必須 – スピーカーフォンのおすすめ10選【ZOOM対応】【東証一部上場企業で実績】

 

 

SPEAK 410、510、710、810の比較まとめ

本記事で取り上げるJabraのスピーカーフォンは、「SPEAK 410」「SPEAK 510」「SPEAK 710」「SPEAK 810」の4機種です。

 

SPEAK 410

 

SPEAK 510

 

SPEAK 710

 

SPEAK 810

 

上記の4つのモデルはすべてWeb会議用のスピーカーフォンですが、対応人数や機能面に違いがあり、それに伴って価格も違います。

購入するときにひと目で比較するために、機能と価格帯を比較表としてまとめました。

 

SPEAK
410
SPEAK
510
SPEAK
710
SPEAK
810
価格帯¥18,000¥20,000¥40,000¥90,000
対応人数4人4人6人15人
重さ180.3 g195 g298 g965 g
接続方法USB-AUSB-A
Bluetooth
USB-A
Bluetooth
USB-A
Bluetooth
3.5mm ジャック
マイク無指向性無指向性無指向性ZoomTalk
バッテリー最大 15 時間最大 15 時間
通話・音楽
コントロール
音声ガイダンス

※価格帯は2020年10月 公式HP価格を参照

 

JabraのスピーカーフォンのSPAEKシリーズは、数字が大きくなるほど高性能で高価格になっていきます。

 

今回取り上げたJabraのスピーカーフォンはすべて「Cisco」「Microsoft」などの認定を受けています。

Ciscoの「WebEx」やMicrosoftの「Microsoft Teams」「Skype for Business」を使っている場合はより快適に安心して使用できます。

もちろん「ZOOM」にもすべて対応しています。

 

スピーカーフォンを選ぶときには使用環境や用途を明確にして「対応人数」「接続方法」「バッテリーの有無」を確認すると良いです。

上記の表だけでも、どの機種を選んだらよいかの十分な判断材料になります。

 

「MS」や「UC」とは

Amazonや各ECサイトで検索すると数字のあとに「MS」や「UC」と記載があるものがあります。

結論、これらに基本的な機能・性能の違いはありません。

 

「MS」と「UC」はそれぞれ、
・MS:Microsoft Skype for Businnes
・UC:Unified Communication
の略です。

違う点は『「MS」はMicrosoft Skype for Businnesに最適化されいる』という点です。

そのためMicrosoft Skype for Businnesを中心に使う方は「MS」を、そうでない方は「UC (または無印)」を選ぶと良いです。

 

 

各モデルの機能と特徴を解説

Jabraのスピーカーフォン4機種について、さらに詳細な機能や特徴を解説していきます。

比較一覧表で気になった機種があれば購入前に検討材料に使ってください。

 

SPEAK 410の機能・特徴

『SPEAK 410』の主な機能・特徴は以下の通りです。

 

  • 内蔵無指向性マイクで360°集音
  • DSPテクノロジー
     > 最大音量でもエコーや歪みのないサウンドを実現
  • 接続方法
     > USB Type−A
  • ボタン機能
     > ミュート、音量調節、電話応答/終了、設定、スピードダイヤル
  • LEDインジケータ
     > 電源ON

 

接続がUSB接続のみに対応なので、用途としてはPCで使用することに限定されてきます。

USBの有線は本体に付いており、巻きつける形で収納できるので忘れたり無くしてしまう心配はありません。

機能としてはWeb会議に必要な必要最低限は備わっているため、頻繁には使用しない方や持ち運び用に一台持っておきたいという場合におすすめです。

 

 

SPEAK 510の機能・特徴

『SPEAK 510』の主な機能・特徴は以下の通りです。

 

  • 内蔵無指向性マイクで360°集音
  • バッテリー内蔵
  • DSPテクノロジー
     > 最大音量でもエコーや歪みのないサウンドを実現
  • 接続方法
     > USB Type−A、Bluetooth 3.0
  • ボタン機能
     > 電源 ON/OFF、ミュート、音量調節、電話応答/終了、Bluetooth ON/OFF、設定、スマートボタン
  • LEDインジケータ
     > バッテリー残量、電源ON、Bluetooth ON

 

Bluetooth接続に対応したモデルです。

PCがBluetoothに対応していない場合も付属のUSB BluetoothドングルでもBluetooth接続することもできます。

本体ボタンやLEDインジケータも多く、非常に使い勝手が良いスピーカーフォンです。

スマートフォンとの接続にも対応しているので、PC以外の接続でも使う用途がある場合にはおすすめです。

 

 

SPEAK 710の機能・特徴

『SPEAK 710』の主な機能・特徴は以下の通りです。

 

  • 内蔵無指向性マイクで360°集音
  • バッテリー内蔵
  • 2台連結機能
  • DSPテクノロジー
     > 最大音量でもエコーや歪みのないサウンドを実現
  • 接続方法
     > USB Type−A、Bluetooth 4.2
  • ボタン機能
     > 電源 ON/OFF、ミュート、音量調節、電話応答/終了、Bluetooth ON/OFF、設定、スピードボタン、リンクボタン(2台連携)
  • LEDインジケータ
     > バッテリー残量、電源ON

 

SPAEK 710には「2台連携機能」が搭載されています。

本体のリンクボタンを押すことでワンタッチで簡単に2台のSPAEK 710を連携して接続することができます。

1台で6人程度の会議に対応していますが、2台連携することで設置の自由度も増えて12人以上にも対応できます。

様々な場面に対応できる非の打ち所が無いスピーカーフォンです。

 

 

SPEAK 810の機能・特徴

『SPEAK 810』の主な機能・特徴は以下の通りです。

 

  • ZoomTalk マイク
     > 6つの指向性マイクで発言者の声にフォーカス
  • 電源は外部ACアダプタで給電
  • 外部機器充電可能
  • DSPテクノロジー
     > 最大音量でもエコーや歪みのないサウンドを実現
  • 接続方法
     > USB Type−A、Bluetooth 4.1、3.5 mm ジャック
  • ボタン機能
     > ミュート、音量調節、電話応答/終了、Bluetooth ON/OFF、設定、NFC

 

15人程度の会議に対応できるJabraの中では最大規模のスピーカーフォンです。

発言者を検知して自動でフォーカスして音を拾う指向性のあるZoomTalkマイクを採用しているため、大人数の会議でも集音性は抜群です。

性能は抜群に高いですが価格もそれなりに高いです。企業向けの製品です。

電源を入れるためには外部ACアダプターが必要なので、会議室に常設するような使用方法で使うことをおすすめします。

 

 

Jabraのスピーカーフォンはどれが買いなのか

Jabraのスピーカーフォン4機種を比較してきましたが、まだ決めきれないという人もいるのではないでしょうか。

機能や性能を比較した結論は「Jabra SPEAK 710」が間違いなく買いです。

集音性や接続性、操作性も良く、持ち運びにも便利なサイズでバランスが良いです。

2台連携もワンタッチでできるので、2台あれば広い会議室、狭い会議室、個人使用のいずれにも対応できます。

 

Amazonで購入する際には、並行輸入品も多いですが【日本正規代理店】と記載がある場所で買えば最低1年の保証期間があるため安心です。

 

おわりに

この記事でJabraのスピーカーフォン4機種について機能や特徴を比較しました。

在宅勤務と出社の両立を目指すとWeb会議の快適性は重要になってきます。

スピーカーフォンがあると複数人集まった会議室でのWeb会議が想像以上にスムーズに進みます。

さらにスムーズなWeb会議を目指すという方にはスピーカーフォンとウェブカメラの組み合わせもおすすめです。

仕事環境の向上のために様々な製品を試して導入してみてください。

 

 

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