はじめに
この記事ではワイヤレスキーボードに適度な傾斜角度を付けて使用するための方法を3つ紹介します。
キーボードが打ちにくいと感じるときには、キーボードの種類の他にも「傾斜角度」に原因があるかもしれません。
今回は、一般的によく使われるBluetoothなどのワイヤレスキーボードに後から傾斜角度を付ける方法を3つ紹介します。
AppleのMagic Keyboardにも対応する方法を紹介するので、Macユーザーの人も必見です。
キーボードに傾斜角度を付ける効果

キーボードに傾斜角度をつけることで得られる効果について簡単に解説します。
結論として、キーボードに傾斜角度を付けることで「作業効率アップ」と「疲労軽減」の効果が期待できます。
傾斜角度による効果は3つ
キーボードに傾斜角度を付けることで得られる効果は大きく3つあります。
- タイピングしやすくなる
- キーボードが見やすくなる
- 姿勢が良くなる
タイピングしやすくなる
タイピングをするときの手首の置き方やキーのタッチの仕方には個人差があるので、全員が傾斜角度によってタイピングしやすくなるとは言えませんが、多くの人はタイピングしやすく感じると思います。
傾斜角度があることで自然に指がキーボード面に乗る形になり、タッチしやすくなります。
また、平面に置くことに比べて上下のキーの高さに差が出てキーの角が感じやすくなるので、ミスタイピングが減ることも期待できます。
ここで注意してほしいのは傾斜角度が大きすぎると、人間工学的には手首に負担がかかることがわかっているので、自分に合った適切な傾斜角度を付けることが大切です。
キーボードが見やすくなる
傾斜角度がつくことで、視線に対してキーボードが垂直になるので視認性が高くなります。
ブラインドタッチができる人にとってはキーボードを見ることはほとんどありませんが、そうでない人にとっては効果が大きいです。
視認性が良くなることでミスタッチが減るので、タイピングの練習がしたいという人にとってはキー配列のイメージがよりしやすくなることが期待できます。
ブラインドタッチに自信がない人やPC初心者の人はキーボードの傾斜角度を付けるだけでミスタイピングを減らすことができるかもしれないので一度試してみてほしいです。
姿勢が良くなる
3つ目の効果はPC使用時の姿勢が良くなるということです。
キーボードを使用しての作業は長時間同じ姿勢でいることになります。
キーボードに適度な角度がついていることで、肩の力が抜けて良い姿勢で作業することができます。
ただし、作業姿勢にはキーボードだけでなく、ディスプレイや椅子の高さも影響してくるので、作業デスク全体を見て改善するようにしましょう。
キーボードに傾斜角度を付ける3つの方法
今回はキーボードに傾斜角度を付ける方法として3つ紹介します。
便利なグッズを使う方法から、自宅で簡単にできる方法まで紹介するので、自分の作業環境や使っているキーボードに合わせた方法を試してみてください。
キーボードスタンドを裏に取り付ける
1つ目の方法は「キーボードスタンドを使用」することです。
高さや角度の調整ができるキーボードには裏に折りたたみ式のスタンドが付いていることが多いです。
そのようなスタンドを後付で取り付けることができるのがキーボードスタンドです。
特に下記の『ESC フリップ式 キーボードスタンド』はおすすめです。
高さの調整が3段階でき、折りたたんで収納することで持ち運びもしやすいです。
Appleの「Magic Keyboard」」にも対応しています。
傾斜角度がついた台に乗せて使用する
キーボードの裏に直接貼り付けることに抵抗があるという人は、「キーボードを傾斜がついた台の上に乗せて使う」ことで簡単に傾斜角を付けることができます。
傾斜がついた台なんて持っていないという人には、『傾斜付きのひざ上テーブル』をデスクの上に置いて使うことをおすすめします。
使わないときは片付けることもでき、本来の用途のひざ上で使うこともできます。
下記のひざ上テーブルは幅が広いテンキー付きのキーボードでも使うことができます。
マウスパッドを置いてマウスも使うことができるのでおすすめです。
DIYで傾斜角度を付ける
最後は最も原始的な方法ですが、「DIYで傾斜傾斜角度を付ける」という方法です。
例えば、ダンボールや厚紙をキーボードの裏に貼り付けたり、ノートや厚手の本をキーボード下に引くなど、簡単な方法で傾斜を付けることは可能です。
お金をかけないでうまく工夫することで、自分好みの角度を実現することができます。
ただし、自分で作ったり工夫するので、そのクオリティーは自分次第です。
適当にDIYで工夫をすると、キーボードの左右で高さが違ったり、ガタついたりすることがあります。
ノートを挟むくらいで試してみて、実際に傾斜角度がある方が使いやすいと感じるようなら、上で紹介したような製品を使ってみるという順序で検討するのがよいと思います。
おすすめのキーボード
最後になりますが、おすすめのキーボードを3つ紹介します。
「コスパ」、「性能」、「Mac対応」の3つの観点で選びました。
使う環境や用途ごとに購入する参考にしてみてください。
コスパ抜群なワイヤレスキーボード
Ankerのワイヤレスキーボードは、コスパが良く、2021年にAmazonのランキングでも1位をとったこともあるキーボードです。
2,000円で購入でき、Windows、Mac、iOS、Androidの全てに対応しています。
コンパクトで軽量なので持ち運びにもよく、打感も良いのでタイピングしやすいです。
性能重視なら静電容量無接点方式キーボード
耐久性と打鍵感を求めるなら「静電容量無接点方式」のキーボードがおすすめです。
10年使えると言われるほど耐える優れた耐久性があり、気持ちが良い打鍵感が特徴的です。
価格は高いですが、その耐久性から長期間使うことができ、リセール価格もある程度高いので長い目で見ればお得かもしれません。
同時押しのような入力にも対応しているので、高速なタイピングを習得している人がさらに早く正確なタイピングを求めるなら静電容量無接点方式はおすすめです。
静電容量無接点方式のキーボードを扱うメーカーは少ないですが、個人的には国内メーカーの東プレ『REALFORCEシリーズ』をおすすめします。
Mac対応のワイヤレスキーボード
Appleの『Magic Keyboard』も良いですが、薄すぎて使いにくい、打鍵感が好みではない、タイプミスが多いというように感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな人にはロジクールの『KX800M MX KEYS for Mac』が非常に良いキーボードなのでおすすめです。
くぼんだキーデザインがタイプミスを防いでくれるので、正確なタイピングのサポートをしてくれます。
複数デバイスにも対応しており、ワンタッチで3つのデバイス間の接続を切り替えることができるのも便利な点です。
充電端子がUSB Type Cであることも地味に嬉しいです。
おわりに
今回はキーボードに傾斜角度を付ける方法を3つ紹介しました。
最近はテレワークや在宅勤務が増えてきており、それに伴ってPC作業の時間も長くなってきています。
キーボードに傾斜角度を付けることでタイピングミスを防ぎ効率向上、長時間作業での疲労軽減などが期待できるので、質の高い仕事につながります。
肩こりや腰痛は一度なるとなかなか改善できず、長期間苦しむこともあります。
キーボードなど手元から作業環境を整えて、快適に良い仕事をしましょう。