【失敗例】面接がうまくいった自信があったのに落ちる理由【就活生必見】【理系】

はじめに

2020年の就活戦線も進んできて、すでにESを通過して何社か面接を終えている方もいるのではないでしょうか。

就活を進めている人は大きく分けると、いくつかの企業にエントリーして数多くの面接を経験する人と推薦応募などを利用して志望度が高い企業に絞って就活する人に分けることができます。

理想を言えば、いくつかの面接を経験してから第一希望の企業の選考を受けたいものです。しかし、面接の順序や日程は自分ではコントロールしにくいところであるので、一回の失敗が命取りとなり人生の方向性が大きく変わってしまうという人も多いと思います。

「面接でうまく喋れた」「感触が良かった」と思っても後日、残念ながらお祈りをされて不合格になってしまったという経験をしている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、なぜ合格すると思った面接で落ちてしまうのか、その原因を解説します。

就活がうまくいく人とうまくいかない人の間には、明確な違いがあります。志望する企業に絶対に就職したいと考える人は必見です。

 

なぜ面接で落ちるのか

結論から言うと「面接の手応えが良かった」、「合格する自信がある」と言っていても結果として面接に落ちる人には下記のような共通点があります。

  1. 面接でマウントを取ろうとする
  2. 余計なことを話しすぎている
  3. 相手の話を聞いていない

 

これら3つの中でどれかに当てはまっていると自覚がある人は、面接がうまくいたと思っていても残念ながら不合格のお祈りをされてしまう可能性があります。

さらに致命的な状態なのは、これらに当てはまっているにも関わらず、自覚がなく自信満々に面接に臨んでいる人です。

就活でうまくいくと思っているのに結果が伴わない、悪い結果が繰り返されるというのは非常に大きなストレスになります。そんなあなたが負の連鎖から抜け出すために、どうして失敗してしまうのかをこの記事で学んでください。

 

では、3つの特徴を順番に解説していきます。少し長いかもしれませんが、一度読むだけでも考え方、面接への臨み方が大きく変わります。
 

 

面接でマウントを取ろうとする

はじめは、面接官にマウントを取ろうとして悪い印象を与えてしまうという失敗です。

「マウントを取る」というのはどういうことかと言うと、面接官より優位性を保とうとして威圧的な態度をとるということです。そのため、マウントを取ってしまうと自分を十分にアピールできたと錯覚してしまい、面接がうまくいったと思ってしまいます。

 

そんな事するわけがないと思った人も多いのではないでしょうか。しかし、そんなあなたも無意識のうちにマウントを取ろうとしてしまっているのです。

例えば、面接中にこんなことを言っている人はいませんか。

  • 理解できないかもしれませんが…
  • 志望度は高いほうです

 

理系の方は特に研究内容の説明の際にマウントを取ってしまうことが多いので気をつけましょう。研究の内容についてはあなたが一番理解しているのは当然で、面接官は素人です。学会で説明する時は当たり前と思っていても、それは当たり前ではありません。

そのため、研究の説明に対して準備ができていないと無意識にマウントを取る形になり、ついつい「理解できないかもしれませんが…」と口走ってしまうのです。

その瞬間に見下した態度と思われて面接官によっては印象がかなり悪くなります。

 

また、もう一つ多いのが志望度を聞かれた際に、「志望度は高いほうです」というニュアンスで回答する人です。

もちろん、就活生サイドにも会社を選ぶ権利はありますし、しっかりと企業研究をして志望順位は明確に考えて置かなければなりません。しかし、それは面接の場で表に出すことではありません。

面接の場は、あくまで企業側が学生を評価する場です。その場で学生が企業を比較して評価しているということは、上から目線以外の何物でもありません。表に出して良い考えとそうでないものは整理しておきましょう。

 

面接は自分の強みや個性をアピールする場でありますが、アピールの仕方を間違えると不用意にマウントを取ってしまい悪印象を与えることもあります。

謙遜の気持ちを持ちつつアピールできると内定に近づきます。

余計なことを話しすぎている

面接がうまくいった、自信があると思ってしまう人に多い失敗が「余計なことをたくさん話してしまう」という失敗です。

たくさん話して、自分の話したい内容を出し切れたと思って満足してしまうことでうまくいったとの錯覚をしてしまうのです。

 

しかし、面接官の立場になって考えてみてください。

少ない面接時間で学生の能力や適性を見極める必要がある面接官は、いくつかの質問を準備していたり、チェックリストをもとに面接を進めていることがほとんどです。

面接官は準備をしている項目をしっかりと埋めて平等に学生を評価しなければいけません。

あなたが余計なことをペラペラと話すことで限られている面接時間はどんどん過ぎていきます。そして、面接時間が終わった段階で面接官が準備している質問やチェックリストが埋まっていなかったら、その学生はその時点で低い評価にならざるを得ないのではないでしょうか。

 

面接の場では「時間が限られている」「面接官の準備を考える」という意識を持つことで余計な話はできないし、しなくなると思います。

要点をまとめて簡潔に話すということは、就活を終えて社会人になってからも必要となるスキルです。準備や練習を怠らないようにしましょう。
 

 

相手の話を聞いていない

自分の意見・考えを伝えるということは大切ですが、それは本当に面接官が質問した内容に合っていますか。自分の話したいこと、準備してきた内容に話を持っていっていませんか。

準備した内容にうまく話を持っていくことができれば良いですが、大抵の場合が話の流れに無理が生じてしまいます。

面接において何より大切なのは「しっかりと対話をする」ということです。

相手の話を聞いていなかったり、表情を見ないで話している人は、話が進むにつれて質問の答えとは違うことを話しているということがかなり多いです。特に面接の答えを入念に準備している人ほど、話の筋が逸れてしまうということに陥りがちです。

 

まずは、相手の質問に対して簡潔に答えることを意識しましょう。余裕があれば面接官の表情や反応を見て理由や経験を付け足したり、話を短くまとめたりできると完璧です。

しかし、自分では出来ているつもりでも、質問に対して端的に明確に回答するということは以外に難しく、多くの学生は上手く出来ていません。

難しいと感じている人は、以下の構成で質問に回答する癖をつけると良いと思います。

「結論」 → 「理由」 → 「( 経験 )」

 

最後の経験という部分は、志望動機などを聞かれたときには必須ですが、YES/NOで答えられるような質問では話が長くなりすぎるので省いたほうが良いです。

 

とにかく面接の場では「対話する」ということに意識を持って質問をしっかりと聞く、面接官の表情・反応を見るということを忘れないようにしてください。

目を見て話を聞いたり、話をすると印象も良くなるので意識しましょう。

 

終わりに

就職活動を進める上で一つの大きな壁となるのが面接だと思います。

自信がある人ほど落ちると挫折して、メンタルにもダメージを食らってしまいます。

無事に就活を終え、残りの学生生活を楽しむためにも苦しいこともあるかもしれませんが、粘り強く頑張りましょう。

就活は同じ企業の選考、同じ面接、同じ質問は基本的には無いと考えて、一瞬一瞬に対して入念に準備をして挑みましょう。

 

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