はじめに
最近、老後2000万円問題などが話題になっており、貯金しなければと感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一度将来の姿を想像してみてください。果たして今、一生懸命になって、色々なことを我慢して貯めているその貯金はどのように使われていますか?
ほとんどの人が具体的には想像できていないのではないでしょうか。
その貯金、本当に必要ですか?ただ我慢しているだけ、貯金額が増える自己満足に浸っているだけではないですか?
結論を言いますと、「目的のない貯金が一番の無駄遣い」です。
お金を浪費しろってこと? No!

「貯金するな」といわれて「全部使えばいいのか」「浪費すればいいのか」と安直に受け取らないでください。
貯金することは決して間違っていませんし、筆者の私ももちろん貯金しています。
大前提として、目的のない貯金は無駄遣いですが、それ以上に目的のない浪費や余計にお金を払うことはもっと無駄遣いです。これは誤解しないでください。
お金を有効に使って人生を楽しくする方法は「意味のない、目的のない貯金をやめること」です。
では、「意味のある貯金」と「意味のない貯金」の違いは何でしょう。それをこれから説明していきます。
意味のある貯金と意味のない貯金

貯金は「意味のある貯金」と「意味のない貯金」の2つに分類することができます。
意味のある貯金の例は以下のようなものがあります。
- 結婚式のための資金
- 旅行のための費用
- 子供の教育費
一方で、意味のない貯金の例は以下のようなものです。
- いざという時のためにとりあえず貯金
- 老後のために貯金
意味のある貯金に共通することは、「使用時期が明確であること」「一括で支払う必要があること」です。
この2つの条件がそろっている目的は、必ずまとまったお金が必要になります。つまり、ローンやリースなどで替えが利かない用途です。
例えば、車を買う時、頭金を貯金して貯めてあとはローンで購入というのは意味のある貯金です。しかし貯金がなくても全額ローンでも余裕があるなら「一括で支払う必要がある」という意味のある貯金に当てはまらないため、ローンの支払いのために事前に貯金する必要はありません。
今は、様々な商品でレンタル、シェア、定額サービスなどが増えています。これらを上手く活用することで、今までより貯金の必要性が低くなっているのも事実です。
そして、多くの人に貯金をする理由を聞くと帰ってくる答えが上述の意味のない貯金の例です。
「いざという時」は果たしていつ来るのでしょうか?
いざという時のために多種多様な保険に入っていませんか?
人生においていざという時が来る人の方が少数です。来ないことにおびえて、楽しい若い時間を無駄にするのは、ばかばかしいとは思いませんか。
「老後」も同じです。30年、40年後の世界はどうなっているかわかりません。不安なのは理解できます。しかし、老後に大量のお金を持っていても身体が元気な今と比べたら、お金の使える用途の幅がかなり限られてきます。
80歳になって100万円持っていても、医療費・生活費に消えるだけです。
今なら10万円もあれば旅行に行くことも美味しいものを食べることも楽しめるだけの体力と感性があります。
不確定な未来に不安を抱えるのなら、今を全力で生きた結果・経験が自分の将来にとって大切ではないですか。
お金の使い道がないから貯金している人
とは言っても、意味のある貯金するために目的がないという人も多いのではないでしょうか。
そんな人には、投資、資産運用をお勧めします。
資産運用として初心者・社会人の人におすすめするのは、以下の2つです。
- FX
- 株式投資
FXや株式投資には様々な種類や口座があり、小額からでも始められるものもありますので、パチンコや競馬などのギャンブルにお金をかけるなら、副業になり得るものを始めるのは良いと思います。
実際に私も、10万円からFXをはじめて今では数百万を動かしてトレードしています。
どうせ使い道がないなら、お金を増やすためにお金を使うのも有用で面白いと思います。
終わりに
贅沢をすること、お金を使うことで嫌味を言われることもある世の中ですが、そんなことを言われたら、「あなたは何のために貯金しているのですか」と聞き返してみましょう。大半が、戸惑い、意味のない貯金の理由を答えます。
生涯、今を全力で生き続けることができれば、死ぬまで楽しく生活し続けることができると思います。
無駄遣いをやめてお金を使いましょう。