【就活】学校推薦と教授推薦の違いは何か? 拘束力は?【理系】【大学院】

大学、大学院で就活をしている方で一度は「教授推薦」という言葉を聞いたことがあるのはないでしょうか。学校推薦は大学から説明の機会があり、ほとんどの人は知っているでしょう。しかし、教授推薦は非公式な推薦なため、理解していない人も多いと思います。

この記事では、学校推薦と教授推薦は実際何が違うのかを解説します。

就活をするにあたって、学校推薦と教授推薦って何が違うのかわからない方、そもそも「推薦応募」「自由応募」のどちらにするか迷っている方、は必見です。

 

学校推薦と教授推薦の違い

学校推薦は大学から説明の機会があると思いますのでほとんどの人は知っていると思いますが、教授推薦は何かわからないという人も多いのではないでしょうか。

結論、学校推薦と教授推薦はそもそも根本的に違います。

一言でいうと、学校推薦は公式な推薦で、教授推薦は非公式な推薦です。

 

そもそも教授推薦とは

教授推薦とは、研究室の教授が勝手に発行する推薦状のことです。

大学によってはある程度ルールが決まっているところもありますが、多くの場合が教授の裁量で推薦状を出す出さないが決められています。そのため、教授推薦では何枚も推薦状を持っていたり、学校推薦が無い企業に推薦が出されることがあります。

しかし、これは不公平ではないかと感じる方もいるかと思います。結果的には、不公平です。大学内でも研究室によって教授の意向が違い教授推薦を出してもらえる人とそうでない人は分かれたりもします。

ではなんのために教授推薦を取得するのでしょうか。

 

教授推薦を取得する理由

教授推薦を取得する理由は大きく分けて下記の3つがあります。

  1. 学校推薦がない企業に推薦応募するため
  2. 学校推薦の枠が埋まってしまっているため
  3. 推薦状無しでエントリーし、後付で推薦状を提出するため

 

この3つの理由が学校推薦を使わないため、もしくは使えないために教授推薦を使用する理由です。

それぞれの理由について簡単に説明したいと思います。

 

学校推薦がない企業に推薦応募するため

学校推薦のありなしは大学や学科によって決まっています。企業に問い合わせると推薦枠を追加してくれるときもありますが、基本的に期待はできません。

そこで使用できるのが教授推薦です。

もちろん企業に教授推薦で良いかを問い合わせる必要はありますが、使用できると回答が得られた場合には学校推薦と同じ選考フローで就活を進めることが出来ます。更に、この場合、推薦を使いたいと問い合わせたことが人事の記憶に残っていると、志望度が高いと思ってもらえて有利になる可能性があります。

学校推薦の枠が埋まってしまっているため

企業が大学に出している推薦枠というのは数が決まっています。ほとんどの大学では成績順や研究成果で評価されて学校推薦を選ぶことになります。そのような状況下で志望する企業の推薦が確保できなくで諦めるという人も多いのが事実です。

そこで使うのが教授推薦です。教授推薦は教授が許しさえすれば発行に上限はありません。

もちろん企業が認めてくれる前提ですが、どうしても行きたい企業がある場合は、諦める前に使用を検討してみてはいかがでしょうか。

推薦状無しでエントリーし、後付で推薦状を提出するため

これはかなりグレーな使用方法です。推薦の確保をしないまま推薦フローで選考を進めた場合に、内定が出たら後付推薦という形で教授推薦を出すという使用方法です。

いくつかの企業では、推薦状の保持の確認をしないまま、自己申告で推薦フローで選考を進むことができる企業があります。そんな状態で内々定、内定を獲得した後に結局推薦が取れませんでしたということは往々にして起こりえます。

そんなときに学校推薦の代わりに提出するのが教授推薦です。この場合、企業にとっては学校推薦だろうがなかろうが、内定を受諾してくれるという確証が欲しいので教授推薦でも良いということがあります。

 

これら3つのどのパターンも教授と企業の両方に了承を取る必要があります。早めに問い合わせをして、使用できるかどうかを確認しましょう。

 

拘束力に違いがあるか

学校推薦、教授推薦ともに推薦ということで、合格が出たらけることが出来ないのではないかという疑問があると思います。

結論を言うと、どちらの推薦にも法的な拘束力はないため、辞退することは自由応募と同様に可能です。

なぜ自由応募と同様にと書いているかというと、自由応募でも内定辞退によって損害賠償等が発生する場合があるからです。具体的には「民法627条で、雇用解除は2週間前までにしなければならない」と定まっており、これは内定者にも同様に適用されます。

つまり、内定辞退は雇用が始まる4月1日の2週間前までにすれば法的には基本的に問題ありません。

ただし、推薦で辞退するということは企業と大学の信頼関係を損ねるということだけは覚悟してください。後輩や大学側があなたの無責任の責任を取っていることを自覚しましょう。

とはいえ、自分自身の人生なので後悔しない選択をしてください。

 

終わりに

本記事では、学校推薦と教授推薦の違いを解説しました。

学校推薦や教授推薦を使ったからと言って、100%内定が獲得できるわけではありません。推薦応募で受けてくるということは、他の志望者も一定の成績や研究成果がある優秀な学生であることが多いです。

油断せず、自分の一番行きたい企業からの内定が確保できるように精一杯の準備をしましょう。

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