はじめに
この記事では、スピーカーで有名なブランドJBLから2020年5月29日より販売された最新の完全ワイヤレスイヤホン『JBL LIVE300TWS』を紹介します。
再生時間や防水性能などの基本的な性能が向上したとともに、アンビエントアウェア機能やトークスルー機能などの最新技術も取り入れ、大幅にパワーアップしたイヤホンとなっています。
イヤホンといえばAppleの「AirPods Pro」一択といった考えを持っている方もいるかと思いますが、『JBL LIVE300TWS』は10,000円台のイヤホンとしてこれに負けず劣らずの性能を備えています。
完全ワイヤレスイヤホンの選択肢の一つとして、JBLの最新イヤホンをチェックしていきましょう。
『JBL LIVE300TWS』の機能・仕様

『JBL LIVE300TWS』の主な機能・仕様をまとめると以下のとおりです。
- 重量:イヤホン各6g、充電ケース約55g
- ドライバーサイズ5.6mm
- Bluetooth 5.0
- 本体内蔵デュアルマイク
- USB Type−C
- 防水規格IPX5対応
- ケース込みで約20時間のワイヤレス再生
- 本体のみでは約6時間のワイヤレス再生
- 10分の充電で1時間再生可能
- 対応コーデック:SBC、AAC
- 専用アプリ「My JBL Headphones」対応
- 「Find My Buds」対応
- Amazon Alexa&Google アシスタント対応
- アンビエントアウェア機能
- トークスルー機能
このあとにも説明しますが、「アンビエントアウェア機能」というのは、「外部音取り込み機能」のことです。また、音楽を聞きながらでも快適に会話できる「トークスルー機能」も搭載されているため、イヤホンを装着した状態での会話も快適にできます。
さらに、JBLが提供している専用アプリの「My JBL Headphones」に対応しており、イコライザーの作成、オートオフ機能のオンオフやスワイプ操作の設定、Google アシスタントまたはAmazon Alexaの設定などがアプリで自由に行なえます。「イヤホン本体を探す機能」も搭載されているので、完全ワイヤレスイヤホンによくある紛失というリスクも低減できます。
懸念があるとすれば、「防水規格IPX5」ですので、完全な防水性能というわけではないという点です。多少の雨に打たれることであったり、普段の生活においては十分な防水性能ですが、プールサイドや海など水辺で使用することが多い方は注意したほうが良いです。
また、コーディックがSBCとAACとなっており、aptXに対応していないという点は特にAndroidユーザーにとってはマイナスポイントの一つです。
防水性能、コーディックは最高性能とは言えませんが、10,000円台のイヤホンとして音楽鑑賞、通話性能については最新機能も搭載されているため快適に使用することができます。
非常にコスパが高い完全ワイヤレスイヤホンの一つです。
アンビエントアウェア機能とトークスルー機能とは
アンビエントアウェア機能とは、よく聞く言い方だと「外部音取り込み機能」のことです。
カナル型のイヤホンではその密閉性から、周囲の音が聞こえなくなります。しかし、利用状況によっては危険があるため、イヤホンの外側についた外部マイクで周囲の環境音取り込んでイヤホンから自然に聞こえる様に音楽と一緒に再生します。
ランニング中に音楽を聞くときや電車内でのアナウンスを聞き逃したくない時など、日常に音楽を安全に取り入れるためには必須の機能と言えます。
「トークスルー機能」も音楽を聞きながら人と話せると聞くと「アンビエントアウェア機能」と同じと感じますが、実際は動作・仕組みが違います。
トークスルー機能を使うと、再生音楽の音量が下がり、外の音が聞こえる状態で会話をすることが可能になります。トレーニング中にインストラクターと話をしたいときや買い物の会計時など、一時的に会話をしたいときにはとても便利な機能です。
専用アプリ「My JBL Headphones」でできること
『JBL LIVE300TWS』は、JBLのワイヤレスイヤホンやヘッドホンの専用アプリ「My JBL Headphones」に対応しています。
専用アプリ上では、主に下記の内容が設定できます。
- アンビエントアウェア機能、トークスルー機能の設定
- イコライザーの作成
- オートオフ機能のオン、オフ
- 音声アシスタントの設定
- タッチ操作の設定
- イヤホンを探す機能
- ファームウェアアップデート
イヤホンによって高音が刺さる、重低音が強いなど特性が様々で、聞く音楽や個人によって合う合わないということがあります。しかし、『JBL LIVE300TWS』はアプリでイコライザーの設定が可能なので、自分に合う音にチューニングができます。
その他にも操作系も設定でき、タッチ操作での動作やGoogleアシスタントやAmazon Alexaの設定もアプリで自由に設定できます。
そして、地味に便利なのが「イヤホン本体を探す機能」です。完全ワイヤレスイヤホンは左右がつながっておらず、片耳だけ紛失することがあります。自宅でイヤホンを付けたまま寝てしまったり、充電ケースに入れずに置いたりして紛失はよく起こります。
そんなときにBluetoothが届く範囲でアプリ上から操作することで、イヤホン本体から音を出して場所を探すことができます。
もちろん、アプリ自体はアップデートされていくとともに、イヤホンのファームウェアもアプリを通してアップデートすることができますので、機能的には日々向上、改善していくことが期待できます。
> アプリ画面の一例

発売開始!使用感、レビュー
ここまで紹介してきた『JBL LIVE300TWS』ですが、「2020年5月29日」に登場しました。
まだ、私は入手できておらず、使用できていないですが、レビューも更新していきます。
値段的には10,000円台の中堅どころのイアホンに位置するかと思いますが、アンビエントアウェア機能など搭載しており、同じ価格帯のイヤホンと比較しても性能的にはかなり充実したイヤホンです。
購入を検討している方は、同価格帯の製品である「Anker Soundcore Liberty 2 Pro」「Apple AirPods
」などと比較して検討してみてはいかがでしょうか。
終わりに
この記事では2020年5月末に発売された『JBL LIVE300TWS』の特徴を紹介しました。
アンビエントアウェア機能やトークスルー機能などは非常に快適性を向上させる機能なので、個人的には欠かせない機能です。
JBLはスピーカーなど音響機器を多く販売している実績があるメーカーです。アプリで多くの設定ができ、自分好みの音や操作性を実現することができるため、非常に快適に使えるイヤホンだと思います。