はじめに
この記事では、2020年に人気が高いスピーカーフォンを3つ取り上げ、その口コミや評価の真偽を検証します。
スピーカーフォンはWeb会議やオンラインセミナーをするときに、今やなくてはならないモノとなりました。
しかし、スピーカーフォンを使っていても、ノイズやハウリング、音をうまく拾わないなどの問題が生じることがあります。
そこで、特に人気が高いスピーカーフォンを3つの悪い口コミや悪評の真偽を検証し、本当に”買い”なスピーカーフォンを選びます。
スピーカーフォンとは

そもそも「スピーカーフォン」とは、マイクとスピーカーが一つにまとめられた機器でWeb会議をする際によく使用されます。
スピーカーフォンは特に複数人でのWeb会議を行うときに必要性が出てきます。
個人でWeb会議に参加するときには、ヘッドセットを使用すれば良いですが、同じ会議室に複数人がいる場合や、一つのPCを共有する場合はスピーカーフォンを使用することでより快適に会議ができます。
スピーカーフォンは離れた人の声も拾う「集音性」やエコーやノイズを抑える「ノイズキャンセリング機能」などが搭載されているため、PCのマイク・スピーカーよりも自然にWeb会議を開催することができます。
何度も聞き直したり、何度も言い直すことが煩わしいWeb会議からは卒業しましょう。
徹底検証する人気のスピーカーフォン3選

この記事では人気が高いスピーカーフォンを3種類取り上げます。それぞれ違うメーカーですが、一万円程度で同価格帯のものを選択しました。
Amazonの売れ筋ランキングでTop10には入るものばかりなので、多くの人に購入され、使われているのは間違いありません。
まず、下記で簡単な特徴をまとめます。もっと詳細を知りたい方は、3つを詳細に比較検討した記事がありますので参考にしてください。
>>>【Web会議】1万円台のスピーカフォンを徹底比較「Anker」vs「eMeet」vs「Kaysuda」
Anker PowerConf
モバイルバッテリーで有名なメーカーの「Anker」が販売しているスピーカーフォンです。
■ モバイルバッテリー機能搭載
スピーカーフォン本体に搭載されているUSB-Aポートは、Anker独自技術PowerIQに対応しています。モバイルバッテリーとしても使用でき、スマホなどを充電することもできます。
■ オートゲインコントロール搭載
声の大きさとスピーカーフォンまでの距離に関係なく音量を最適化する機能を搭載しています。相手側に均一な音量で声を届け、ストレスのないオンライン会議の実現をサポートします。
eMeet Luna
スピーカーフォン、ウェブカメラなどを積極的に大規模なオンライン販売を行う「eMeet」のスピーカーフォンの2020年最新モデルです。
■ 特許取得Voice IA・集音範囲制限機能
コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音など、会議を妨げる雑音を抑制して声を明瞭に届けることができます。エコーキャンセリング機能やノイズキャンセリング機能の搭載による、ストレスのない会話が可能になります。
■ 2台連結可能
オプションの連結ケーブルで同機種2台連結が可能です。本体をもう1台Lunaスピーカーフォンと連結することで収音範囲や再生範囲を拡張することができます。
Kaysuda SP200
聞き慣れないメーカーの「Kaysuda」は、スピーカーフォンや顔認証機能付きのウェブカメラなどの製品を主力製品として、法人・個人に向けて、自主的に製品を設計、開発、生産する専門的なメーカーです。
■ シンプルで無駄のない機能
4つの全指向性マイク、スピーカーはHD audioステレオを搭載しており、高音質を実現します。エコー+ノイズ・キャンセリング機能も搭載しています。優先・無線ともに使え、余計な操作をしないで繋いで使うだけの用途にはおすすめです。
悪い口コミと悪評を検証

それでは本題の悪い口コミと悪評について徹底的に検証していきます。
Anker PowerConfの悪い口コミと悪評
Anker PowerConfの評価はAmazonでは星5つと4つの割合が89%と非常に高い評価です。
しかし、一部では下記のような低い評価もあります。
- こちらの音声の出だしが相手には聞こえづらい (Bluetooth)
- マイク感度が低く、使いものにならず
- 着信音が爆音で、着信音に合わせると声が全く聞こえない
- ワイヤレス、Bluetoothがイマイチ
- 複数人が共同利用にはBluetooth接続は向かない
- ブルートゥース接続時、ノイズがひどい
特に多いのがBluetooth接続時のマイクで、こちらの声の集音性が良くないという内容です。
一方で、高評価の中にはそれ以上にマイクの性能を評価している口コミも多く見られます。
そのため、使用しているPCなどスピーカーフォン以外の機器のスペックが低いことや、環境条件によるものもあると考えられます。
また、ファームウェアのアップデートで改善されたとの声も多いため、購入後は最新のファームウェアかを確認してアップデートしましょう。

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eMeet Lunaの悪い口コミと悪評
eMeet Lunaの評価はAmazonでは星5つと4つの割合が93%と非常に高い評価です。評価の数も非常に多いので非常に信頼できるスピーカーフォンです。
数は非常に少ないですが下記の点で低い評価が付いています。
- マイクが初期不良でサポートが初回応答後音信不通 (返品はOK)
- 音がこもって伝わっている
- ノイズ除去はきつすぎて、しゃべりだしが途切れる
- マイクがかなり接近しないと音を拾わない
- 相手側からは「よく聞こえない」とよく言われることがある
声が途切れるという口コミがあるようです。これは、使用環境やPCのスペック、通信環境にもよるものだと考えられます。
また、サポートに関する悪い評価もあるようです。しかし、保証や返品はちゃんと対応できるようなので安心です。
eMeet Lunaに関してもファームウェアのアップデートがあるので、最新に更新すれば問題なく使用できるとのレビューもあるので確認するようにしましょう。

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Kaysuda SP200の悪い口コミと悪評
Kaysuda SP200の評価はAmazonでは星5つと4つの割合が70%とある程度良い評価です。
一方で、星1つと2つの割合が14%で一定数の悪い口コミ、悪評もあるようです。
- スピーカーからでた音声をマイクが拾い声が再び遅れて聞こえる
- 無接続状態でのノイズがひどい。ずっとジージー言ってる
- MS TERMSで使ったらハウリングだらけ
- USB接続で使用していると、不意にノイズ鳴ります
- ボリュームを最大にしてもかなり静かな場所でないと音声が聞こえない
ノイズやマイクの性能に難があるとの口コミが多く見られました。
スピーカーの音量も小さいようで、人によっては会議にならないレベルとの声も聞かれました。
他のスピーカーフォンに比べて悪い評価が少し目立ちますが、「最低限の機能は使える」「USB接続なら満足」「値段相応」との評価もあり、悪い製品ではないようです。
また、返品や不良品に対する対応は問題ないようなので、購入後のトラブルは問い合わせると良いでしょう。

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『初期不良は保証で対応』『ファームウェアは最新に』
今回紹介した3つのスピーカーフォンはどれも人気が高く、販売メーカーも実績と評価があるため、返品対応や保証という面では安心のようです。
購入後のトラブルが自力で解決できない場合は、保証期間内に問い合わせて返品や交換してもらうのが良いでしょう。
また、「Anker PowerConf」や「eMeet Luna」はファームウェアの更新で不具合が改善されているようなので、購入後は使用前に必ず確認するようにしましょう。
口コミと評価を検証した結果のおすすめはこれ!
悪い口コミや悪評も見た結果として、一番おすすめのスピーカーフォンは『eMeet Luna』です。
高評価が90%以上で、悪い口コミや悪評はほとんどありません。
悪い評価についても、PCのスペックや通信環境の問題と思われるものがあり、スピーカーフォン本体の問題ではないと感じます。
eMeet Lunaは、2台連携も可能なので小規模な会議から広い会議室まで非常に使用範囲が広いことも特徴です。
詳細に解説した記事もあるので参考にしてください。
>>>【2台連結可能】『eMeet Luna』はコスパ最強のスピーカーフォン | M0、M1、M2との比較【徹底解説】
終わりに
今回は悪い口コミや悪評に注目して人気のスピーカーフォンを徹底検証してみました。
結論として、ランキングで上位に入るような機種は基本的な性能は間違いないとうことです。
しかし、使う環境や機器によっては相性が悪かったり、ノイズが乗ることもあるようです。悪い評価の比率から見ても初期不良であることも考えられます。
今回の記事を執筆する中で、しっかりとした保証のあるメーカーのスピーカーフォンを購入することが、大切だと感じました。
>>>【2020年最新】Web会議に必須 – スピーカーフォンのおすすめ10選【ZOOM対応】【東証一部上場企業で実績】
>>>【2020年下期】最新スピーカーフォンおすすめランキング Top 10|PCのスピーカーとマイクを使うのは完全NG