はじめに
この記事では10,000円台で買えるスピーカフォン3機種を徹底比較します。比較する3つは「Anker」と「eMeet」と「Kaysuda」です。
Web会議をするときにスピーカフォンを使用することはかなり一般的になってきており、多くの企業や個人で導入がされています。今後も働き方改革が進むとともに、スピーカフォンを必要性は増々増していくことが予想されます。
また、社会人だけでなく高校や大学などにもオンライン授業やオンラインセミナーが普及していき、スピーカフォンやウェブカメラはそこでも必要になってくることが考えられます。
この記事ではどのような用途でも使える十分な機能を持ったスピーカフォンとして1万円台のスピーカフォンを3機種紹介します。
スピーカフォンを買うなら「1万円」程度をおすすめ

スピーカフォンの購入を検討している人で、どのスピーカフォンを選んだらよいか迷っている人は多いと思います。スピーカフォンは価格帯も5,000〜40,000まで幅広く機能も様々です。
決めきれない人へアドバイスするとしたら、1万円台のスピーカフォンを買うことをおすすめします。
1万円台のスピーカフォンをおすすめする理由は下記の3点です。
- 入出力ともに音質が十分
- Bluetooth対応
- 大容量内部バッテリー内蔵
1万円以下の安いスピーカーフォンではこの3点のいずれかが満たされていないことが多いです。
逆に3万円以上する高級なスピーカーフォンは集音性や音質のさらなる向上が図られていますが、実使用上は正直なところそんなに違いを感じることはありません。(あくまで個人的な感想です)
1万円台で買えるスピーカフォンのおすすめ

では早速、1万円台のスピーカフォン3機種の仕様を紹介していきます。
今回紹介する3機種は、「Anker PowerConf」「eMeet Luna」「Kaysuda SP200」です。
どれも1万円前半で買えるモデルで、性能も高いので非常にコスパが良いです。
以下では、それぞれのスピーカーフォンで特に注目する特徴を解説した後に、
Anker PowerConf
モバイルバッテリーで有名なメーカーの「Anker」が販売しているスピーカーフォンです。
■ モバイルバッテリー機能搭載
スピーカーフォン本体に搭載されているUSB-Aポートは、Anker独自技術PowerIQに対応しています。モバイルバッテリーとしても使用でき、スマホなどを充電することもできます。
■ オートゲインコントロール搭載
声の大きさとスピーカーフォンまでの距離に関係なく音量を最適化する機能を搭載しています。相手側に均一な音量で声を届け、ストレスのないオンライン会議の実現をサポートします。
eMeet Luna
スピーカーフォン、ウェブカメラなどを積極的に大規模なオンライン販売を行う「eMeet」のスピーカーフォンの2020年最新モデルです。
■ 特許取得Voice IA・集音範囲制限機能
コピー機やエアコンのノイズ、キーボード音など、会議を妨げる雑音を抑制して声を明瞭に届けることができます。エコーキャンセリング機能やノイズキャンセリング機能の搭載による、ストレスのない会話が可能になります。
■ 2台連結可能
オプションの連結ケーブルで同機種2台連結が可能です。本体をもう1台Lunaスピーカーフォンと連結することで収音範囲や再生範囲を拡張することができます。
Kaysuda SP200
聞き慣れないメーカーの「Kaysuda」は、スピーカーフォンや顔認証機能付きのウェブカメラなどの製品を主力製品として、法人・個人に向けて、自主的に製品を設計、開発、生産する専門的なメーカーです。
■ シンプルで無駄のない機能
4つの全指向性マイク、スピーカーはHD audioステレオを搭載しており、高音質を実現します。エコー+ノイズ・キャンセリング機能も搭載しています。優先・無線ともに使え、余計な操作をしないで繋いで使うだけの用途にはおすすめです。
スピーカフォンの仕様を徹底比較
「Anker PowerConf」「eMeet Luna」「Kaysuda SP200」の基本仕様を下記の表にまとめました。
徹底的に比較して選びたいという人は参考にしてください。
![]() Anker PowerConf | ![]() eMeet Luna | ![]() Kaysuda SP200 | |
サイズ | D 124 × H 28 mm | D 120 × H 36.5 mm | D 121 × H 35 mm |
重さ | 340g | 235g | 200g |
接続方式 | USB Type-C/ Bluetooth | USB / Bluetooth / AUX | USB / Bluetooth |
出力 | 3 W | 3 W | 3 W |
バッテリー容量 | 6700mAh | 2600mAh | 1800mAh |
マイク | 全指向性マイク6つ | AIマイク3つ | 全指向性マイク4つ |
操作ボタン | 通話、ミュート、音量、再生、Bluetooth | Voice IA オン/オフ、通話、 音量、ミュート、Bluetooth | 音量、ミュート、通話、モード切替 |
ノイズ除去 | ○ | ○ | ○ |
エコー除去 | ○ | ○ | ○ |
二台連携 | ✕ | ○ | ✕ |
モバイルバッテリー機能 | ○ | ✕ | ✕ |
上の表で比較すると、基本的な性能に関しては大きな違いはないことがわかります。そのため、普通にWeb会議で使用する場合はどれを選んでも大きな失敗はすることはないです。
接続方法には違いがあるので購入前には、使用する機器や環境を確認することが大切です。
以下では、コスパや操作性などの観点で比較したときに、「Anker PowerConf」「eMeet Luna」「Kaysuda SP200」の中からどれがおすすめか紹介します。
コスパ重視なら「eMeet Luna」がおすすめ
1万円台のスピーカーフォンで最も機能面のバランスが良く、コスパが高いと言えるのが「eMeet Luna」です。
接続方式も多彩で「USB / Bluetooth / AUX」に対応しており、二台連携も可能なのでどんなシチュエーションでも安心して使用できるおすすめのスピーカーフォンです。
簡単操作重視なら「Kaysuda SP200」がおすすめ
機能的には他の2つよりも少ないように思えますが、Web会議やオンラインセミナーに使うには十分な性能です。
むしろ、使うことのない無駄な機能がたくさん搭載されている2万円以上するスピーカーフォンよりも「SP200」のほうが使い勝手は良いかもしれません。
ノイズキャンセル機能も搭載し、本体ボタンの操作性も良く、シンプルなスピーカーフォンとして優秀です。
持ち運ぶ機会が多いなら「Anker PowerConf」がおすすめ
モバイルバッテリーで有名なAnkerのスピーカーフォンというだけあり、6700 mAhのバッテリーを搭載するだけでなく、スピーカーフォンから他の機器を充電できるため、出張などの外出先で使うことに適しています。
サイズもコンパクトで持ち運び用のポーチも付いてくるので、持ち運ぶ機会がある人は「Anker PowerConf」で間違いないです。
イチオシのスピーカーフォンは「eMeet Luna」
ここまで記事を読んでも、まだ迷っているという方がいたら、「eMeet Luna」を買うことをおすすめします。
「eMeet Luna」は2020年5月に販売された最新のスピーカーフォンで、音質が改善されている、最新のVoice IAモードが搭載されているなど、見えない機能に最新技術が使われています。
「eMeet Luna」については、さらに詳細に解説した記事があるので、そちらも参考にしてみてください。
>>>【2台連結可能】『eMeet Luna』はコスパ最強のスピーカーフォン | M0、M1、M2との比較【徹底解説】
終わりに
今回は1万円台のスピーカーフォン3機種の性能を徹底的に比較してみました。価格帯としては中間クラスのスピーカーフォンですが、仕事で使用するにはちょうどよい性能だと思います。
実際に私の知っているいくつかの会社では、「eMeet Luna」を数台導入して、会議室のサイズによっては二台連携などして活用しているようです。また、MacユーザーにはUSB Type Cに対応している「Anker PowerConf」がおすすめです。
その他にも色々なスピーカーフォンについて記事を書いているので、参考にしてみてください。
>>>【2020年最新】Web会議に必須 – スピーカーフォンのおすすめ10選【ZOOM対応】【東証一部上場企業で実績】
>>>【徹底比較】eMeetのスピーカーフォンはどれを選べばよいか − OfficeCore M0、M1、M2の違いを解説
>>>Kaysudaとはどんな会社?|スピーカフォン「SP200」と「SP200U」の違いと選び方【USB接続とBluetooth】