【レビュー】『Anker Soundcore Life Q30』1万円以下でANC搭載コスパ最高のヘッドホン|AirPods Maxよりもおすすめ【Amazon売れ筋1位】

はじめに

この記事ではAnkerが2021年1月13日に発売開始した『Anker Soundcore Life Q30』の機能の解説と実際に使用してみた感想・レビューをしていきます。

『Anker Soundcore Life Q30』は発売価格8,990円(税込み)で安価なのにも関わらず、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能を搭載しており、コスパ最高といっても過言では無いヘッドホンです。

登場した途端にAmazon売れ筋ランキングで1位になり、売り切れて入荷待ちの状態になるほど人気のヘッドホンです。

今回は発売日から1週間程度実際に使用してみた感想・レビューを記事にしました。

大注目の高コスパヘッドホンの性能や使い心地を徹底的に解説していきます。

 

Soundcore Life Q30の基本仕様

 

はじめに『Anker Soundcore Life Q30』の基本仕様と外観、内装物などをレビューします。

 

基本仕様一覧

『Anker Soundcore Life Q30』の基本仕様を表にまとめます。

再生可能時間最大40時間 (ノイズキャンセリングモード)
最大60時間 (通常)
充電時間約2時間
充電端子USB-C
重さ約260g
通信方式Bluetooth 5.0
BluetoothプロファイルAVRCP
A2DP
HFP
HSP
対応コーディックAAC
SBC
周波数応答20Hz − 20kHz (Bluetooth)
16Hz − 40kHz (AUXケーブル)

(Anker公式HP 『Soundcore Life Q30』 参照)

 

さらに機能面では下記の機能を搭載しています。

  • ノイズキャンセリングモード (3段階)
  • 外音取り込みモード
  • ハンズフリー通話
  • マルチポイント接続 (最大2台接続可能)
  • NFCペアリング

 

AUXケーブル接続時にはハイレゾ音源にも対応しています。

1万円以下のヘッドホンとは思えないほど、基本仕様や搭載している機能の面ではヘッドホンにおける最新の技術が十分に備わっています。

まさに高コスパ製品を展開する「Anker」らしさが現れたヘッドホンです。

 

外観と内装物

 

実際に購入した『Anker Soundcore Life Q30』を開封して、外観や内装物などをチェックしていきます。 

 

外観は高級感あるアルミ削り出し調

前作の『Soundcore Life Q20』は見た目が安っぽく見えるといった感想を寄せる人が多くいました。

しかし、今回の『Soundcore Life Q30』は見た目も高級感がありスマートなヘッドホンに仕上がっています。

特に頭の部分はアルミ削り出し調のデザインで非常に高級感があります。

Soundcore Life Q30ヘッド部分アルミ調

 

耳あて部分のロゴもシンプルな一文字になっており、どの角度から見ても引き締まったヘッドホンに仕上がっています。

Soundcore Life Q30耳ロゴ

 

持ち運び用のケースも頑丈

『Anker Soundcore Life Q30』には、持ち運び用のケースも付属しています。

機能盛りだくさんでコスパが良いヘッドホンですが、ケースや付属品にも妥協がないところが素晴らしいです。

『Anker Soundcore Life Q30』ケース

 

ケースの中には折りたたんだヘッドホンが入るほかにも、ケーブルや説明書などが入るポケットも付いているため使い勝手が良いです。

Anker Soundcore Life Q30 ケース中身

 

実際に使用した感想・レビュー

『Anker Soundcore Life Q30』を購入してから約1週間使用した感想とレビューをまとめていきます。

音質、ノイズキャンセリング、外音取り込み、操作性・機能性、通話性能などの観点で評価しています。

詳細なレビューはこの後に書いていますが、結論としては「コスパ最高で今年No.1のヘッドホン」です。

 

高音質でドンシャリ、アプリで調整可能

ヘッドホンでまずはじめに気になるのが「音質」です。

有線のときにはハイレゾ対応で音質が良いことは間違いないのですが、今回はBluetooth接続で使った場合の音について詳細にレビューしていきます。

 

低音強めのドンシャリ系

標準の状態で使用した場合はかなり低音が効いている俗に言うドンシャリ系です。

前作『Soundcore Life Q20』よりも低音が強く、BOSEに近いような音質であるような感じです。

非常に音質が良く、閉塞型なので音漏れも少ないので安心して音楽を楽しむことができます。

 

アプリで調整するとフラットな音にもなる

低音が強いドンシャリが苦手という人も安心してください。

『Anker Soundcore Life Q30』は専用アプリでイコライザーの設定をすることで低音や中音の強弱を設定することができます。

2021年1月現在はイコライザーが22個標準で準備されており、さらに自分に合ったカスタムイコライザーも作成できるので、どんな人でも好みの音を作ることができます。

Anker Soundcore Life Q30 アプリ イコライザー

 

アクティブノイズキャンセリング機能(ANC)について

次にアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)についてレビューしていきます。

 

強力なANCで1万円以下とは思えない

ANCというと高級なヘッドホンに搭載されているイメージの方も多いですが、1万円以下の低価格帯でもここまでレベルが高いのかと正直驚きました。

はじめにノイズキャンセリングをONにしたときに他のメーカーで3万円以上するヘッドホンと同じように強力に効いている感覚でした。

もちろんSONYの『WH-1000XM4』など最高レベルのANCとは言えませんが、『Anker Soundcore Life Q30』のANCも普段の生活環境で使うなら十分な性能です。

 

アプリで3段階にANCの強さを調整可能

『Anker Soundcore Life Q30』は専用アプリで3段階にANCの強さを変更することができます。

「交通機関」「屋内」「屋外」3つのモードを選択することができ、「交通機関>屋内>屋外」の順でANCが強く効くという印象です。

ノイズキャンセリングが強いと頭が痛くなったり、気分が悪くなるという人もいるようなので、環境や自分に合った設定で使用してみると良いでしょう。

 

外音取り込みも良好

また、もう一つのモードが外音取り込みモードです。

AppleのイヤホンAirPodsから注目されているこの機能ですが、1万円以下のヘッドホンに搭載されているのはかなり少ないです。

実際に使用してみると、若干本来の音とは曇って聞こえる場面もありましたが、会話や環境音はかなり鮮明に聞こえるようになりました。

 

簡単に外音取り込みとノイズキャンセリングを切替可能

外音取り込みとANC、標準モードの切替はボタンスイッチやアプリ上で切り替えることができます。

さらに外音取り込みモードとANCモードの切り替えはヘッドホン右耳のロゴ部分を1秒間タッチすることでも切り替えることができます。

このタッチでの切り替え動作が非常に便利で、ヘッドホンをしたまま会話したり買い物でレジしたりするときに簡単に外音取り込みモードに切り替えることができます。

ソニーのヘッドホンなどにも同様の操作があり、とても良い機能だと感じました。

 

iPhoneユーザーはウィジェットにアプリを追加することを推奨

ノイズキャンセリングの強さを変更するには専用アプリからの操作が必要になります。

しかし、アプリを起動することが面倒くさいというのが正直な感想です。

そんなときには、iPhoneのウィジェットにSoundCoreアプリを追加することをおすすめします。

Bluetoothに接続すればウィジェットからすぐにノイズキャンセリングの設定を変更することができます。

 

 

操作性・機能性が良く完成度が高い

操作性や機能性という面では、実際に1週間枚毎日使用したレビューとして書いていきます。

実際に使っていて不満に思うところはなく、正直な感想として非常に快適に操作することができました。

 

充電時間も長く安心

充電時間という部分に関しては、さすが、モバイルバッテリーで有名な「Anker」といったところです。

実際使用するときには1日一回は充電するようにしていましたが、バッテリーが少なくなったという表示やアナウンスを受けるとこはありませんでした。

1日あたり最大9時間使用しましたが、アプリのアイコンで見ると半分以上残量があることが確認できました。

ノイズキャンセリング使用時は最大20時間のバッテリー持ちということですが、実際に使ってみてその程度は間違いなく充電が持つようです。

こまめに充電を気にすることがなく、ストレスフリーで使用することができました。

 

ボタンスイッチも操作性が良い

本体には左耳に「電源」「モード切替」、右耳に「再生/停止」「音量 +」「音量 −」の合計5つのボタンスイッチが付いています。

しっかりと押し込んだ感覚があり、軽く触っただけでは間違って反応することも無いのでとても操作感は良いです。

タッチでの操作は右耳部分の「ANC」と「外音取り込み」切り替えができます。

このタッチ操作も1秒間の長押しなので、使っているときに間違えて動作するということはありませんでした。

ただし、右耳の部分はヘッドホンをつけ外しするときにも触れてしまいますので、そのときには意図せずモード切替が起こってしまうかもしれません。

とはいえ、誤操作でモード切替が起こっても大きな問題ではないと思います。

総じて操作感は非常に良く大満足です。

 

通話性能も十分

『Anker Soundcore Life Q30』には内蔵マイクが搭載されているので、Bluetooth接続時にはハンズフリーで通話することができます。

内蔵マイクで話すと少しこもった声になりますが、問題なく会話できました。

Web会議にも使用しましたが、遅延もなくクリアに音声が相手に届きました。

このヘッドホンを使用して頻繁に通話することも少ないと思うので、通話性能は必要十分なレベルと考えておくと良いです。

 

音量が少し小さく感じる

完璧に近いヘッドホンでしたが、一つだけ気になったのが音量が小さめということです。

他のヘッドホンやイヤホンと比較して30〜50%大きな音に設定しないと満足行く音量になりませんでした。

機器の個体差もあるかもしれませんが、大音量でガンガン音楽を聴きたいという人には少し物足りないかもしれません。

私自身にとっては音量調節の範囲で十分満足できる音量に達しましたのでマイナスな評価とまではいきませんでした。

 

Apple『AirPods Max』よりもおすすめ

2021年のヘッドホンといえば、2020年の年末に発売されたAppleの『AirPods Max』です。

それと比較すると、一つ一つの性能は『AirPods Max』が優れています。

しかし、価格という面も含めて考えると『Anker Soundcore Life Q30』のコスパの良さが圧倒的です。

『AirPods Max』の「空間オーディオ機能」をどうしても使いたいという人以外は『Anker Soundcore Life Q30』で十分満足できると思います。

 

 

おわりに

今回はAnkerが2021年に発売開始した『Anker Soundcore Life Q30』を実際に使用してレビューしました。

コスパ最高で1万円以下で帰るヘッドホンとは思えない完成度と機能性でした。

ヘッドホンの購入を検討している人がいたら迷わず進めることができる製品です。

Ankerはコスパが良く高性能な製品を展開しているので、今後も新商品が出たらチェックしていきたいと思います。

 

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