はじめに
この記事では、オフロードヘルメットを使用してモトブログ用の動画撮影をする方法を実際にGoProを取り付けた画像も使って解説します。
モトブログといえばバイクから見える綺麗な景色や流暢で面白いトーク、そしてたまにあるトラブルが面白くて、最近とても人気なジャンルです。
今回はSHOEIのオフロードヘルメット「VFX-WR」に実際にGoProとマイクを取り付けてみました。
使うヘルメットとカメラとマイク
多くのモトブロガーが使っているヘルメットは「Shoei GT-Air 2」を始めとするフルフェイスです。
特にトークを中心にしているモトブロガーは、風切り音を低減することやインカムからの仲間の音声を鮮明に拾うためにフルフェイスヘルメットを使っているようです。
しかし、モタードやオフロードバイクに乗っている人は、カッコいいオフロードヘルメットでバイクに乗りたいと思っている人も多いと思います。
SHOEIの「VFX-WR」に取り付け

私が普段乗っているバイクはモタードでHONDAの「CRF250M」です。
そのため、ヘルメットもオフロードヘルメット「VFX-WR」を使っています。
今回は「VFX-WR」に取り付けたときの例を紹介しますが、Araiの「V-CROSS4」や他の海外メーカーのヘルメットにも同様に取り付けができます。
カメラは「GoPro HERO4 Silver Edition」
取り付けるカメラは「GoPro HERO4 Silver Edition」です。
HERO4は最新のGoProではありませんが、モトブログ用のカメラとしては十分な性能を持っています。
また、2020年現在では有名モトブロガーさんも使用していて、「NonAlcoholRider」さんや「Mi-RIDER」さんも目線カメラとして使用しているようです。
マイクはAmazonで購入した格安マイクと変換アダプター
マイクとマイク端子の変換アダプターはAmazonで格安のものを買いました。
結論、非常に良いです。
特にバッファローの「iBUFFALO マイクロフォン BSHSM03BK」は1,000円以下の超低価格で購入でき、声をしっかり拾ってくれるのでおすすめです(有名モトブロガーが使用している実績あり)。
GoPro HERO4のマイク端子ははmini USB type Aなので、変換アダプターが必要です。
GoPro純正のアダプターは意味がわからないくらい価格が高騰しているので代替品を使いましょう。問題なく使えます。
マウント方法はデコマウント

使用するヘルメットと機器の紹介が終わったので、早速GoProのマウント方法の解説をしていきます。
今回は「デコマウント」を選択しました。
デコマウントには下記のようなメリットがあります。
- 画面にバイザーやヘルメットが映らない
- 目線に近い映像が撮れる
- 比較的目立たない取り付け
- ゴーグルの着脱時に干渉しにくい
- 林道でも安心
その他にもちょんまげマウントや顎マウントなどもありますが、ゴーグルを使用するオフロードヘルメットではデコマウントが一番スマートです。
デコマウントは、林道などでも木などに引っかかることもなく、転倒時にも壊れにくいです。
GoProの取り付けとマウント
マウントに使用するのは、付属のベースマウント(カーブマウント)と延長アーム(長×1, 短×1)です。ベースマウントにつけるマウントアダプターも付属のもので、本体はネイキッドフレームで固定します。

これらを「ベースマウント → マウントアダプター → 延長アーム(短) → 延長アーム(長) → ネイキッドフレーム」の順で組み立てます。
延長アームを「長」「短」で2つ挟むことで、カメラの角度や向きを微調整できます。
また、固定するネジは付属のもので良いですが、見た目を気にするなら「M5の六角ボルト」を使うと良いです。

ベースマウントはヘルメットのデコ部分の中央から少しずらして貼り付けて固定します。
中心をずらすのは、GoProのレンズが中心に来るようにするためです。

ベースマウントに組み立てたマウントにGoProを付けて固定すれば、GoProの取り付けは完了です。

実際のカメラの画角
実際に使用して撮影した動画の一部がこの画像です。

GoProの設定は「1080 SuperView, 60fps」です。
モトブログで使用する場合、SuperViewモードにすると画角が広くなるのでおすすめです。
マイクの付け方

映像だけ撮る場合は、上記までの取り付けで良いですが、自分の声を入れたいときはマイクを口元に付ける必要があります。
GoProから口元にマイクを通す経路としては、画像のように「目元」を通しています。

余分な配線は耳元や首元、口元のクッション部分の裏に隠しています。
GoProを使わないときに邪魔にならないように、デコに固定しておくか、ヘルメット内部の耳元の空間に収納しています。
普段使いでもカッコよく使うことと共存する上では、マイクやマウントは目立たないように工夫しています。

これで、GoProの動画に自分の音声も取り込むことができるようになります。
費用は全部合わせて「20,575円」
今回使用したものと、その参考価格を表にまとめました。
GoPro HERO4 Silver Edition(中古) | 15,000円 |
iBUFFALO マイクロフォン | 675円 |
マイクアダプタ | 1,600円 |
microSD 128GB | 3,300円 |
(価格は参考価格です)
GoPro HERO4 Silver Editionは、すでに販売終了しているので購入する場合は並行輸入品や中古で探すことになります。
予算に少し余裕がある方は最新のGoPro HERO8が良いと思います。アイクアダプターもUSB Type Cになっているので使い勝手は最新のGoProが上です。
また動画撮影にに必須なものが「microSD」です。
GoProには対応していないmicroSDもあります。GoProの機種にもよるので自分の使うGoProについては調べるようにしましょう。
GoPro HERO4では、下記のmicroSDは間違いなく使用できて、容量も大きいのでおすすめです。
動画編集ソフトのおすすめ
モトブログをYouTubeにアップするには基本的には編集をすることが必要です。
おすすめの動画編集ソフトは無料の「iMovie」「DaVinci Resolve 16」です。
特にMac限定になりますが「iMovie」はMi-RIDERさんも使用しているようなので、トップレベルのYouTuberも目指せます。
有料のソフトでは「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut X」などが有名で、多くのYouTuber、モトブロガーが使用しています。
しかし、最初から高級なソフトを使用する必要はないと思います。
有料ソフトにお金をかけるなら、最新のGoProを購入したり、GoProを2台体制(目線とハンドル固定)にするなど、撮影環境にお金をかけることをおすすめします。
モトブロガーとして収益化するのは難しいですが、趣味が収入になるとバイクが一層楽しくなるかもしれません。
終わりに
今回はオフロードヘルメットにGoProをデコマウントで取り付ける方法を解説しました。
カッコいいモタードやオフロードバイクでかっこいい映像が撮れるとバイクに乗るのが楽しいと思います。
ツーリングや林道でのハプニングも動画に収めることができると、後から良い思い出として笑い話になります。
マウント方法を参考にして、動画撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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