はじめに
複数人が集まってWeb会議をするときに必須なものが「スピーカーフォン」です。そんなスピーカーフォンを扱っているメーカーにeMeet社があり、M0、M1、M2などいくつかのモデルのスピーカーフォンが販売されています。
2020年には、非常に急速にWeb会議や在宅ワークが浸透したため、スピーカーフォンやウェブカメラなどの機器が整っていないという人や企業も多いです。
本記事では、高品質のスピーカフォンを販売しているeMeet社のスピーカーフォンの中から、3つのモデル「OfficeCore M0」「OfficeCore M1」「OfficeCore M2」について比較し、違いを解説していきます。
どのスピーカーフォンを購入したらよいか迷っている方は是非チェックして参考にしてみてください。
eMeet社とスピーカーフォンについて
まず、スピーカーフォンを販売するメーカーである『eMeet』とはどのような会社であるのか。信頼できる企業であるのかを説明します。
また、そもそも『スピーカフォン』とはどんな機能をもっているのか、普通のスピーカーとの違いは何かを前提として解説していきます。
eMeet社について
eMeet社はHUAWEI、Harman、TCL、KugouなどのIT大手企業の出身の人たちによって組織された企業です。

eMeet社は世界的にも有名な専門的音声メーカーとしての立ち位置を確立しています。
スピーカーフォン、ウェブカメラなどの様々な高品質製品を扱い、積極的に世界各地の大規模なオンライン販売を行っています。eMeet社の製品は高品質な音で自由なコミュニケーションを実現します。
すでにスピーカーフォンやウェブカメラの大きな販売実績があり、製品の品質やレビューも高いため、信頼できるメーカー・ブランドです。
スピーカーフォンとは何か

スピーカーフォンとは、Zoom、Skypeなどを用いたWeb会議で用いられるマイクとスピーカーが一体となったものです。USBやBluetoothなどでPCやスマートフォンに接続して使用することが一般的です。
スピーカーフォンを用いることで、会議室で普通に会話するのと同じ要領でWeb会議を行うことができます。複数人がハンズフリーで話したり、聞いたりできるようになるためには必須のアイテムです。
eMeet以外にも他のメーカーや様々な価格帯のスピーカーフォンを比較したいという方は、過去におすすめのスピーカーフォンをまとめた記事がありますので、そちらを参考にしてみてください。
OfficeCore 「M0」「M1」「M2」の比較まとめ
現在、eMeet社が販売しているスピーカーフォンはいくつかありますが、本記事では3つのスピーカーフォンを取り上げて比較し、違いを解説していきます。
本記事で取り上げるモデルは下記の3つです。
OfficeCore M0
OfficeCore M1
OfficeCore M2
上記の3つのモデルはすべてWeb会議用のスピーカーフォンですが、対応人数や機能面に違いがあり、それに伴って価格も違います。
購入するときに参考になる機能面の違いと価格帯を比較表としてまとめました。比較表を見ると、どのモデルが使用する環境に最適なのかがひと目で分かります。
M0 | M1 | M2 | |
価格帯 | 9,999円 | 14,999円 | 23,900円 |
対応人数 | 最大4人 | 最大5人 | 最大8人 |
接続方法 | USB | ・USB ・Bluetooth | ・USB ・Bluetooth ・AUX |
マイク | AIマイク4つ | 6+1MEMSマイク | AIマイク4つ |
バッテリー | ☓ | 2600 mAh | 2600 mAh |
※価格帯は2020年11月 Amazon価格を参照
上記の表だけでも購入にあたってどのモデルを選んだらよいかは十分に判断できます。
さらに詳細な機能や特徴については、本記事の下で解説しているので、eMeetのスピーカーフォンに興味が湧いた人はチェックしてください。
各モデルの特徴と機能を解説
eMeetの3つのモデルのスピーカーフォンについて詳細な機能や特徴を解説していきます。
会議室や使用する環境によってはマイクや操作性など、必須の機能があるという場合には検討の材料として使ってください。
OfficeCore M0 の機能・特徴
『OfficeCore M0』の主な機能・特徴は以下の通りです。
- 4つのスマート全指向性マイク
>「位置検出機能」で人の声を自動検出 - 集音範囲:360°
- 特許取得済みのVoiceIA技術
- エコーキャンセリング機能
- ノイズキャンセリング機能
- 接続方式
>USB - ボタン機能
>マイクミュート、スピーカーミュート、音量調整、電話接続/切断 - 直感的LEDインジケータ
10,000円程度のスピーカーフォンのM0ですが、音質や操作性は非常によく、コスパが高いスピーカーフォンです。
ボタンは静電式ではなく押し込むタイプなので、押し間違えが起こりにくく操作しやすいです。
唯一のマイナスポイントは、ミュートボタンがソフトウェア(Skpye, Zoom, GoogleHangOut)のミュートボタンと連動していない点です。
価格の割には高機能・高品質でコンパクトなスピーカーフォンです。USB接続でPCで使用する人には間違いなくおすすめです。
OfficeCore M1 の機能・特徴
『OfficeCore M1』の主な機能・特徴は以下の通りです。
- 6+1MEMS全指向性マイク
>「位置検出機能」で人の声を自動検出 - 集音範囲:360°
- 特許取得済みのVoiceIA技術
- エコーキャンセリング機能
- ノイズキャンセリング機能
- 接続方式
>USB、Bluetooth - 内蔵バッテリー2600mAh
>最大12時間連続通話可能 - ボタン機能
>マイクミュート、スピーカーミュート、音量調整、電話接続/切断 - 直感的LEDインジケータ
M1の仕様上の大きな特徴は「接続方式にBluetoothが追加」「マイク性能向上」「バッテリー搭載」という点です。
特にマイク性能の向上は素晴らしく、集音性が抜群で話している人の方向を検知して、追尾するため、円卓上の会議室では中央に置いておくだけで全員の声を正確に拾います。
Bluetoothでの接続ができるため、スマートフォンやタブレットでのWeb会議にも対応できます。
価格が15,000円程度で少し高級なスピーカーフォンですが、あらゆるシチュエーションに対応できるので、会社や部署に一台置いておくと便利です。
OfficeCore M2 の機能・特徴
『OfficeCore M2』の主な機能・特徴は以下の通りです。
- 4つのスマート全指向性マイク
>「位置検出機能」で人の声を自動検出 - 集音範囲:360°
- 8-10m集音範囲
- 特許取得済みのVoiceIA技術
- エコーキャンセリング機能
- ノイズキャンセリング機能
- 接続方式
>USB、Bluetooth、AUX - 内蔵バッテリー2600mAh
>最大12時間連続通話可能 - ボタン機能
>マイクミュート、スピーカーミュート、音量調整、電話接続/切断 - 直感的LEDインジケータ
値段の割に「M1」と比較して仕様としては大きく違いがない様に見えますが、「集音性能」「スピーカー出力」は大幅に向上しています。
集音距離が10m程度までの範囲ですので、会議室の端から話してもクリアに音声を拾います。10畳程度の部屋での8人の会議や、定員80人の食堂で15人ほどの会議で使用しても音声はしっかりと相手に届いたというレビューもあります。
価格も25,000円程度で決して安い買い物ではありませんが、どのような使い方でも抜群の使用感ですので、費用対効果は高いです。
eMeetのスピーカーフォンはどれが買いなのか
eMeet社のスピーカーフォンを3つ紹介しましたが、結局どれを買ったらよいか迷っているという方がいるかも知れません。
結論を言うと基本的には『OfficeCore M1』を購入したら間違いはないです。
対応人数は5人となっていますが、大きい会場や会議室で使用するときは別途マイクなどを使用することで音声はしっかりと拾うことができます。
また、サイズもコンパクトで専用ケース付きなので持ち運びの用途でも手軽に使用できます。
この性能のスピーカーフォンが15,000円で購入できるとなると、間違いなく「買い」です。
最新情報:eMeet Lunaとの比較
2020年5月に登場したeMeetの最新スピーカーフォン『Luna』とOfficeCore各モデルを比較した記事を書きました。『Luna』はコスパ最強でおすすめのスピーカーフォンです。スピーカーフォンを検討している人は必見です。
終わりに
本記事では、eMeet社の3種類のスピーカーフォンの違いを解説して、比較しました。
スピーカーフォンを使用することでWeb会議は想像以上に快適になります。何度も聞き返したり、言い直すという手間がなくなり、ストレスなく会話することができるようになります。
今回紹介したeMeet社のスピーカーフォンの中には、クラウドファンディングで資金調達して販売されたものもあります。
今後も新型のスピーカーフォンが発表されたらチェックしていきます。
>>>【比較】eMeet OfficeCore『M2』と『M220』の違いを解説 | 2台連結はできるのか