はじめに
この記事では「Apple」と「Anker」のオーディオ機器である完全ワイヤレスイヤホンの仕様や機能を比較します。
AppleといえばMacやiPhoneなどPCやスマートフォンを中心に最先端の製品を世界に提供してきましたが、最近はイヤホンやヘッドホンといった機器にも力を入れています。
一方でAnkerは世界シェアトップレベルのモバイルバッテリー技術を活用して、コスパが良い製品を多数展開しています。
メーカごとに製品の設計・販売コンセプトが違うので一概には比較することは難しいですが、今回はイヤホンの仕様や機能を比較します。
購入するときの参考になればと考えています。
比較するイヤホン

この記事ではAppleとAnkerそれぞれの販売しているイヤホンから、売れ筋ランキング上位に入る人気の製品を選択して比較します。
価格にも差はありますが、そのことも考慮して性能比較していきます。
比較対象に選んだイヤホン
この記事で比較対象に選んだイヤホンは「Apple 」「Anker」でそれぞれ2つずつです。
Apple | ・Airpods Pro ・Airpods |
Anker | ・Soundcore Liberty 2 Pro ・Soundcore Liberty Air 2 |
価格順に並べると「Airpods Pro > Airpods > Soundcore Liberty 2 Pro > Soundcore Liberty Air 2」という順番です。
価格だけ見ると「Apple」製品は「Anker」よりも高価であることが明らかです。
では、機能や性能面で比較するとどのような違いがあるのでしょうか。
「Apple」VS「Anker」イヤホンの仕様・機能を比較

では早速「Apple」と「Anker」のイヤホン4機種の機能や仕様を徹底的に比較していきます。
基本仕様の比較一覧表
まず、基本的なイヤホンのスペックを一覧表で比較します。
Airpods Pro | Airpods | Soundcore Liberty 2 Pro | Soundcore Liberty Air 2 | |
価格 (税込) | 30,580円 | 18,758円 | 14,380円 | 7,999円 |
再生可能時間 (ケース込) | 4.5時間 (24時間以上) | 5時間 (24時間以上) | 8時間 (32時間) | 7時間 (28時間) |
防水規格 | IPX4 | − | IPX4 | IPX5 |
充電端子 | Lightning | Lightning | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ (専用ケース要) | ○ | ○ |
通信方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
対応コーディック | AAC SBC | AAC SBC | AAC SBC aptX | AAC SBC aptX |
ドライバー | Apple専用 | Apple専用 | 11mm | 6mm |
アクティブ ノイズキャンセリング | ○ | − | − | − |
外音取り込み | ○ | − | − | − |
基本仕様を比較すると、「Airpods Pro」の性能がひとつ抜きん出ていることがわかります。
特にアクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みモードが搭載されているのは「Airpods Pro」だけです。
一方で、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモード以外を見ると、使用上は大きな違いが無いようにも思えます。
そう考えると、「Soundcore Liberty Air 2」の価格は異次元で、圧倒的なコスパであることが明らかです。
音質が良いのはどれか?
イヤホンを選ぶときに大切な要素が「音質」です。
仕様上ではドライバーサイズや対応コーディックなどで比較して、音質の良し悪しを判断することが多いです。
しかし、本来の音質の良し悪しは実際に使用してみないとわかりません。
そこで今回は、私が実際に使用したことがある「Airpods Pro」と「Soundcore Liberty Air 2」について音質をレビューします。
Airpods Proの音質
正直に言うと、音質はかなり良いです。
同価格帯のイヤホンと比較してあまり良くない評価をしている方もいるようですが、フラットで原音を忠実に表現することができており素晴らしいです。
優れたアクティブノイズキャンセリングで、周囲の環境音を気にすることなく音に集中できるので、さらに音が際立ちます。
重低音を強調してガンガン聴きたい人には物足り無いかもしれませんが、多くの人にとっては十分すぎる音質であることは間違いないです。
Soundcore Liberty Air 2の音質
こちらの音質は最高レベルとは言えないですが、価格以上に満足できる音質です。
Soundcore Liberty Air 2は特に重低音がしっかりと聞こえます。
専用アプリのイコライザー機能で自分好みの音にすることができます。
イヤーチップもサイズを合わせることでかなりの遮音性があります。
静かなところで無音で装着しているとホワイトノイズがわずかに気になりますが、普段の使用では一切問題ないレベルです。
どれを選べばよいか?ポイントを解説
ここまで基本性能を比較してきましたが、結局どれを購入したら良いのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、重視するポイントごとにおすすめのイヤホンを紹介します。
性能重視ならApple「Airpods Pro」
「Airpods Pro」は、現在発売されているイヤホンで最高レベルのアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みを搭載しています。
一度、この素晴らしいノイズキャンセルを体験してしまうと、他のイヤホンが使えなくなります。
接続も早く安定しているので、iPhoneユーザーなら間違いなく気に入るイヤホンです。
コスパ重視ならAnker「Soundcore Liberty Air 2」
1万円を下回る完全ワイヤレスイヤホンでは最強と言っても過言ではありません。
音質もよく、遮音性も高いのでノイズキャンセル機能は無いですが外部の音はかなり遮断されます。
通話時のノイズキャンセリングも付いているなど、使い勝手の良さにスキがありません。
さらに、この価格でUSB-Cとワイヤレス充電も備えています。
Amazonの売れ筋ランキングで長期間1位をキープしているのも納得のイヤホンです。
おわりに
今回は「Apple」と「Anker」の完全ワイヤレスイヤホンを徹底的に比較していきました。
そもそものコンセプトに違いはありますが、どちらのメーカーも素晴らしい製品を展開しています。
価格や機能をよく比較して、自分なりに最適な製品を選ぶことも楽しいです。
今後も、メーカーやブランドの枠を超えて製品の比較をしていきたいと思います。